創世記について
創世記(英語ではGenesis)は旧約聖書の最初に配置されている書にふさわしく、万物の始まりについて述べている書だ。Genesisという言葉自体、ギリシャ語の“起源”、“誕生”に由来している。「初めに、神は天地を創造された」というかっこよすぎる出だしの書。
旧約聖書を読んだことが無くても、神が6日間で世界を創造した件やアダムとエバがエデンの園を追い出される件、またはノアの洪水の話は誰でも知っていると思う。アブラハムという名前も聞いたことがあるかも知れない。
そういう意味では創世記のエピソードは日本人にも結構浸透しているんだと思う。だがしかしそれらのお話は一本の線で繋がっているという捉え方をしている人は少ないかも知れない。
創世記には『月間ムー』の読者が喜びそうな実にミステリアスなことがたくさん書いてある。例えば、人間も含めて、動物はすべて草食であるとされていたことや、出産の苦痛はエバが食べてはいけない果実を食べたために与えられた罰だとか、昔の人は寿命が何百年もあったとか、天使が人間の女との間に子どもを作り、それがネフィリムと呼ばれる巨人となったとか、蛇が這うようになったのは人間を騙した罰だとか、虹が出るのは神がもう二度と洪水を起こさないという約束のしるしであるとか、バベルの塔でいろんな言語に分かれたとかとか。
創世記を3行で説明すると
- 神が世界を創った。最初の人間アダムとエバも創造され、完璧な環境に置かれていた
- アダムとエバが一個しか無い神との約束を破った結果、世界は呪われ、死が入り込んだ
- 神は人間から罪を取り除くための計画を開始し、その計画遂行のためにイスラエルを興した
創世記ハイライト
今後以下のトピックについてまとめていく予定。
- 天地創造
- 失楽園
- ノアの箱船
- アブラハム
- イサク
- ヤコブ(イスラエル)
- ヨセフ
以上
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